5月末に河内晩柑の出荷が完了し、おかげさまで2020年産の全てのみかん・柑橘類の販売が終了しました。
秋の極早生みかん収穫が始まるまでは、管理作業に専念する日々となります(まあ、お米の収穫はありますが、みかんの話ということで)。管理作業といっても色々ありますが、主な作業の一つが雑草対応です。
うちでの雑草の処理は、主に除草剤をかけたり、刈払機で切り倒したりしてますが、厄介な草は手で引っこ抜くという何とも原始的かつ地道な方法をとったりします。
これは「オオアレチノギク」という厄介な草の代表的な存在。セイタカアワダチソウに似ていて真っ直ぐに伸びていきます。除草剤が効きにくく、かと言って茎を切ると残った株から茎が増えてゴツい株になっていく。なので、できるだけ手で根っこから引き抜きます。雨が降ったあとなら割と楽に抜けるので、今の時期の雨上がりの作業の一つになります。
あと厄介なのが、綿毛を飛ばす草。綿毛は草の種なので、風で飛んでそこらじゅうに同じ草が増えていきます。
このタンポポみたいな草(「ノゲシ」と呼ぶらしい)は今年どこの畑でも大量に発生してます。根っこから抜くのも良いのですが、それを畑に放置すると結局種が広がるので、このように先端を積んで袋に入れるようにしてます。その時にも綿毛がふわっと飛ぶのですが、丸ごと広がるよりはマシだろうということで。
他にも厄介な雑草は色々ありますが、それぞれ特性が違ったりするので雑草といえど侮れません。みかんの収穫や出荷がない時期は暇そうなイメージがあるかもしれませんが、雑草の処理だけでも結構頭も体も使ってます。