天水町で柑橘の自然栽培をされている「むらかみくだもの」さんの圃場を見学させていただきました。
最初に熊本市にある圃場を見学させていただきました。熊本市とは言っても金峰山の山中。圃場に着く直前は車一台がギリギリ通れるような山道。左は竹林、右は斜面というか崖というか。。そんな山道を抜けて圃場に到着すると眼前には今まで見たことのない壮大な景色が広がってました。熊本市内が一望でき、阿蘇まで見渡せる。阿蘇の噴煙が見えることもあるらしい。


と、景色を見に行ったわけではないので、以下に学んだことを記録。
⚠️あくまで自分のための記録で、自分が感じたことなので、間違った認識もあるかもしれません。
- 樹勢が強めの品種の方が栽培しやすいと思う。徒長枝もほとんど出ないみたい。ちょうど良い樹勢になってる印象。
- 病気(カイヨウ病とかそうか病とか)は出にくいみたい。
- 害虫は結構やってくる。害虫の天敵が増えればある程度防げそうだけど、それに至るまで数年かかりそう。それまで乗り切れるのかどうか。害虫問題は最大のネックになりそうだなー。あと、カイガラムシとかが付いた時は、その部分を思い切って剪除するのが一番の対策らしい。
- 自然栽培の場合も隔年結果はある。
- 慣行栽培に比べて樹勢は落ちる傾向にあるので、高接ぎは適さないかも。植物ホルモンを最大限活性化させることができれば自然栽培といえど樹勢を高めることはできるんじゃないかな。
- 販路は以前に比べると増えてる印象。健康志向とか環境への配慮を重視する消費者が増えてるってことか。
- 周囲(主に慣行栽培の農家)からの認識も以前よりはマシになってるのでは。でもやっぱり慣行栽培の圃場からは離れてる方が何かと望ましいかな。いずれにしても境界の雑草管理はきっちりやっとかないといけないのは当然と言えば当然。
といった感じ。
自分は今のところ慣行栽培しかやったことがないので、自然栽培を勉強・実践することで今まで知らなかったことが色々見えてくると思います。そういう意味でも、まずは経営に大きく影響しない範囲でチャレンジしてみるのも良いかなと。とりあえず無肥料栽培から始めてみます。楽しみです。