先日、河内晩柑の出荷を全て完了し、2021年産柑橘の販売を終了しました。
2021年産もたくさんのご注文、応援をいただき、ありがとうございました。
2022年産のみかん・柑橘は、満開の時期も過ぎ、実を着けようとしています。
が、今年は極早生みかんや早生みかんの花が非常に少なく、ピンチの年となってしまいました。。。
みかん作りを始めて10年程度の若造(年齢ではなく経験的に)ですが、これまでに見たことのないレベルの花の少なさです。最初にその事実を認識した時は、一体今年はどうなるんだろうと愕然としました。
これ↓は花がほとんど無い状態。
これ↓は花が少しある状態
花が咲いてもそれが全て実になるかというとそうでもなく、生理落果という現象によって、みかんの木がある程度実を落としてしまいます。花が少ないということは、それ以上に実が少ないということに繋がります。
なので、、、
花が少ない
=実(みかん)が少ない
=収入が少ない!
ということになるわけです😭
花が少なくなった原因は色々考えられますが、その中でも強く影響したことの一つとして、昨年秋の異常なまでの降雨量の少なさが挙げられます。その時は、収穫時期だというのに真夏の干ばつの時のようにみかんの木が弱っており、木が大きなダメージを受けたのと、翌年に向けての回復ができなかったのだと考えています。
自然の恵をいただく生業なので仕方ない部分もありますが、逆に言えば、それを生業としている以上は「自然が相手だから」といった言い訳はあまりよろしくないかなとも思います。近年の気象条件が非常に厳しいことは分かってることであり、いかにそれに対応する力を身につけるか、ということが求められています。
などということを、就農11年目を迎えた今年に改めて考えさせられたのは、次なるステップに進むために、何か見えない力が働いているような気がします。ピンチがチャンスというやつです。
ただ、いつもみかん王国のみかんを楽しみにしていただいているお客様にご迷惑をおかけすることになるのはほぼ間違いなく、その点については大変申し訳なく思います。特に、以下の品種(どれも人気の品種💦)が今年は激減します。
本当に心苦しいのですが、これらが一玉でも多く(かつ美味しく)実るよう、またそれ以外の品種もこれらに負けない美味しさになるよう精一杯努力します!
未熟な生産者ですが、長い目で応援していただければ幸いです。2022年産のシーズンも何卒よろしくお願いいたします。