みかん王国

熊本県玉名市天水町にある「みかん王国」
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  • 2020.03.30
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【品種紹介】河内晩柑

今回は、今からが旬の「河内晩柑」の紹介です。
 
 
🍊来歴など
 
熊本のみかん生産地として有名な熊本市河内町で発見された柑橘です。ちなみに、河内町は、みかん王国のある天水町のお隣。
 
河内で生まれた柑橘ですが、今では熊本県内だけでなく、愛媛でも生産されてます(というか、生産量No. 1は愛媛💦)。
 
地域によって色んな名前で販売されてます。天草では天草晩柑、愛媛では美生柑、愛南ゴールドなど。ジューシーフルーツという呼び名も結構多いみたいです。
 
詳しくは、Wikipediaで。
 
 
🍊時期、特徴など
 
柑橘類は秋から冬にかけて出荷されるものが多いですが、河内晩柑は春から夏にかけて収穫・出荷されます。また、出荷直前まで樹上に成らせているため、とてもフレッシュです。
 
 
※みかん王国では、例年3月末から5月上旬にかけて出荷しています。年によって出荷時期がずれることもあります。
 
さっぱりした爽やかな甘味と酸味があり、果汁がたっぷりでとてもジューシーです。少し汗ばむくらいの気温になる頃からは、喉の渇きも癒され、一層美味しく感じられます。
 
そして、香りがとても良い!果皮を剥いたときにフワッと漂う香りは柑橘類の中でも最強クラスだと思います。
 
 
🍊食べ方
 
くし切りにして、果肉の部分をガブっと食べる!というのが一番食べやすいように思います。
 
 
1枚目が房に沿って切った状態。2枚目は房を横断して切った状態(スマイルカットと呼ぶらしい)。
 
内皮を食べたときに多少苦味を感じるかもしれませんが、喉が渇く暑い日などは、逆にその苦味も良いアクセントになり美味しく感じられます。
 
苦味が気になる方は、房ごとに内皮を剥くか、果実を横に半分に切ってスプーンですくって食べるのも良いと思います。
 
あとオススメは、生搾りジュース🍹ですね。柑橘類はジュースにすることも多いと思いますが、河内晩柑のジュースは特に美味しいです!そのままストレートに飲むなり、炭酸で割るなり、お酒が好きな方は焼酎に入れるなり。
 
 
🍊最後に
 
まだ河内晩柑をご存知でない方も結構いらっしゃるようですが、春〜夏のフルーツとして最高にオススメです!是非お試しください。
  • 2020.02.28
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河内晩柑が選ばれました!(鳥に🦅)

みかん王国の河内晩柑、鳥さん達(ヒヨドリ&メジロ)に大変気に入られたらしく、とても賑やかな畑になってます👊

鳥さんがこぞって食べに来るということは、美味しさの証!今シーズンの河内晩柑も期待できますよ!

それにしても集まり過ぎ&食べ過ぎじゃないでしょうか?>鳥さん

イノシシなら柵である程度防げますが、空からの攻撃はなかなか防御できない。そこで、みかん王国の愛犬レオ君に番犬として活躍してもらうべく畑に解放!

レオ君、畑を疾走!でも鳥は逃げない!しかも、鳥に吠えたりはしない優しきレオ君(涙

 

鳥に完食される前に出荷するか。。_| ̄|○

 

あ、中身はこんな感じ。とってもジューシー🍊

  • 2020.02.18
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みかん王国に初雪☃️

この冬は雪が降らずに終わるのかと思ってたら降りましたね。

みかん王国では、道路が凍結するほどではなかったですが、屋根の上やみかんの木には薄っすらと積もってました。愛犬🐶レオ君と朝から見回りに行ってきました。

こうなると心配するのは河内晩柑🍊。河内晩柑は凍らせてしまうと、出荷時期には中身がスカスカになってしまうんです(そのことを「す上がる」と言います)。特に谷間にある畑は、寒気が溜まって凍りやすいので要注意。

どのくらいの時間で凍るのかはよくわかりませんが、雪が被ってる時間が短いに越したことはないだろうということで、雪を払い落としに行きました。

使う道具は、ただのホウキ🧹。なんて原始的な作業。1時間半ほどかけて河内晩柑の畑全体をまわりました。結構な重労働です。

これでどの程度効果あるかはわかりませんけどね。まあ、やらないよりはやった方が良いだろうし、やるだけやったという心の安定が得られるというのが、この作業の最大の効果だったりするかもしれません。

冬に雪が降らないとちょっと残念な気もしますが、降ったら降ったで大変なのが農家。子供たちは喜びますけどね。

 

  • 2020.02.09
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色々祈願してきました

商売繁盛の神様、高橋稲荷神社の初午大祭に今年も行ってきました。今日は日曜日だったので、次男も連れて。

就農して以来、欠かさず行ってます。

去年は、この数日後にハシゴから転落して入院しましたが、幸いにも軽傷で後遺症も残らず済んだのは神様のご利益だったのでしょう。

今年も商売繁盛、五穀豊穣、家内安全、学業成就、交通安全・・・

とりあえず何でも祈願 (;-ω-)ゞ

 

そして一番楽しみなイベント「福餅まき」!

今年は10時の福餅まきにギリギリ間に合う時間に到着したので、ちょっとポジショニングが万全ではなかったのですが、結果的にはなかなかの収穫でした ( *´艸`)

 

そして、ここ数年大吉を引けないおみくじ。今年も出ませんでした。

が、それよりも最初の一文で見事にツボを突かれた感じ。

ビジョンを明確にしろってことですね(汗

おみくじの内容って、時代に合わせて随時更新されてるんですかね。

 

  • 2020.02.08
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イメージを膨らませる時期

今の時期は、温州みかんの出荷がほぼ終わり、畑の整備が主な作業になります。

畑の整備というと文字通り畑の形を整える作業の場合もありますが、土壌改良をしたり、作業効率を良くするために木を伐採したり、一部のエリアの品種を切り替えるために木を全て抜いて新たに苗木を植えたり、剪定をしたりします。

これらの作業をする前には、まず自分がどういう経営をしたいのか、それを実現するためにどういう品種構成にするのか、品質と効率を向上させるために木をどう配置するのか、どういう剪定をするのか、などなど、色んなことを考えます。

こう書くと、なんだか小難しい感じがしますが、素敵な将来のイメージを膨らませる楽しい仕事でもあります。苗木を植えるときなどは、みかんを収穫できるようになった時を想像してワクワクします。

ただ、みかん(果樹)の場合、苗木を植えてからまともに収穫できるようになるまで数年かかるので、途中で軌道修正するのは簡単なことではありません。だから、なおさら具体的な将来をイメージする(ビジョンを描く)ことがとても大事になってくるようにも思います。

今日はそんなことを考えながら、とりあえず枯れかかってた木を伐採しました。

  • 2020.01.18
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【品種紹介】盛田みかん(盛田温州)

今回は、「盛田みかん」の紹介です。
 
🍊来歴など
 
「宮川早生の枝変わりとして佐賀県東松浦郡七山村(現唐津市)の盛田博文によって発見され、1980年に品種登録された。表面が非常に滑らかでトマトにたとえられることもある。」
Wikipediaより)
 
簡単に言うと、一般的な早生みかんの突然変異により生まれた品種ということです。温州みかんの一つです。
 
全国的にも生産者は少なく(たぶん)、希少種と言って良いと思います。実際、お店でこのみかんを見かけることはなかなか無いようですし、天水町でも作ってる人はあまりいないようです。果皮がツルツルなため傷がつきやすく、管理に手間がかかったり秀品率が低くなりがちなのも生産者が少ない理由の一つなのかもしれません。
 
🍊特徴
 
最大の特徴は、やはり見た目でしょうか。ツルッツルで丸っこくて、温州みかんらしくない。
 
 
外皮がピタッと内皮にくっついてて、ちょっと剥きにくいかもしれませんが、それだけ果肉が詰まってるとも言えます。内皮はとても薄くて、みかんをパカっと割ろうとした時にベリッと剥がれてしまうタイプです(木村みかんと同じタイプですね)。そのため、内皮がほとんど気にならず、みかんの味をダイレクトに感じられます。
 
 
適期に食べた時の食感は、「ゼリーのような食感」と表現される方もいらっしゃいます。あくまで個人の感覚ですが、内皮の薄さと相まって、そのような感じ方をされるのもよくわかります。
 
味は濃厚で甘みが強く、酸味は程よいアクセントになる程度で、とても食べやすく美味しいです。他の温州みかんとは若干味が異なる感じもあり、何か他のフルーツのような味がすると言われたこともあります。
 
🍊時期
 
収穫は11月後半〜末くらいですが、その後しばらく貯蔵し、出荷は12月末から1月中旬くらいです。12月末でも美味しいのですが、1月に入ってからの方が酸味の落ち着き具合やまろやかさがより良い感じになるような気がします(好みによるとは思いますが)。
 
なお、1月ごろに市場に多く出回るみかん(青島みかんなどの晩生)は、内皮が厚めのものが多くなります。そんな中で内皮がとても薄い盛田みかんは一層美味しく感じられるため、この時期には貴重なみかんであり、このみかんの大きな長所の一つでもあると思います。
 
🍊最後に
 
珍しさと美味しさから、一度お試しいただいたお客様からは毎年ご注文いただくことが多い人気のみかんです。まだご存知ではなかった方、食べたことのない方がいらっしゃれば、是非一度ご賞味ください。
  • 2020.01.10
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2019年(令和元年)の振り返り

新元号「令和」に切り替わった2019年。みかん王国の1年を振り返ります。
 
🍊2019年産のみかん(柑橘)
 
最近は「数十年に一度」というフレーズも聞き飽きるくらい、以前と比べると異常と言える気象条件に今年も見舞われました。その影響もあってか、極早生みかんなど出荷時期の早いものほど味が充実しませんでした。年末に近づくにつれ徐々に良くなってきましたが、難しいシーズンでした。
 
9月には台風も直撃し、みかんの木(実)はかなりダメージを受けました。そのような状況に加え、関東方面が大きな災害に見舞われた影響などもあってか、みかんの市場価格は良くない状況がずっと続きました。
 
とは言え、悪いことばかりでもなく、11〜12月は雨が少なかったため、収穫作業が進めやすく、みかんの傷みも昨年に比べて少なく済みました。
 
いずれにしても、今後も厳しい気象条件が続くと思われますので、そのなかでいかに高品質の柑橘を生産できるかが問われる時代なのだと思います。まだまだ生産者として未熟ですが、気象条件を言い訳にせず、良いものを提供していける生産者を目指して今年もチャレンジします。
 
✏️WEBサイトができました
 
みかん王国の情報発信の拠点となるWEBサイトがようやく秋に完成しました。イラストやロゴは熊本のイラストレーター、コーダ・ヨーコさんに描いていただき、みかん王国の雰囲気(空気)を感じてもらえるサイトになったと思いますが、いかがでしょうか。あとは、しっかり情報を発信していくだけ・・(汗)
 
🚑まさかのドクターヘリ!
 
2月に作業中の事故によりドクターヘリで救急搬送〜入院という事態を招いてしまいました。
 
自宅の倉庫の屋根裏から一人でハシゴで降りようとした際に、ハシゴ自体が滑って倒れたため、そのまま体が落ちたようです。頭と腰を強打し一時意識を失ったものの、幸いにもケガ自体はさほど大したことなく、後遺症もなく済みましたが、一歩間違えれば大変なことになってました。
 
就農して8年、色んなことに慣れた頃に事故を起こしてしまう典型的なパターン。本当に気をつけねばと身をもって学びました。
 
💊最後の最後にインフルエンザ
 
先日の投稿でも触れましたが、クリスマス直前から家族全員が次々とインフルエンザにかかってしまい、本当に大変な令和元年の年末になりました。今年は同じ事態にならないよう、対策を講じていかねばなりません。
 
 
以上、主な出来事を振り返ってみると、なんだか良くないことが多かった感じがしますね。。2020年は嬉しい出来事が多い1年になるよう、前を向いて進んでいきます🏃‍♂️
  • 2020.01.02
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新年のご挨拶(2020年/令和2年)

昨年もたくさんの方々に大変お世話になりました。感謝申し上げます。本年もこれまで以上に、みかん王国をよろしくお願い申し上げます。
 
本来であれば年末のご挨拶をしたうえで新年を迎えるつもりでしたが、なんとクリスマスイブのあたりから家族が次々とインフルエンザに襲われ、結局全員が発症という恐るべき事態に見舞われておりまして(汗
 
仕事も家のことも年末にやるべきことがほとんどできないまま、正月になだれ込んだような状況です。
 
その影響もあり、一部のお客様やスタッフにはご迷惑をお掛けしてしまい誠に申し訳ありませんでした。
 
毎年、12月はどうしても無理をせざるを得ない状況になるのですが、特に今年は無理を重ねてしまったことがこの状況を招いてしまった大きな原因の一つだと反省しております。
 
こういう事態にならないようマネージメントしていくのも非常に重要な仕事ですので、今年はこの点をカイゼンする第一歩の年にしたいと思います。
 
というわけで、今年の目標は
「皆で元気に年末年始を迎えられる一年にする!」
とします。
 
もちろん、より一層美味しいみかんをお届けして、より多くのお客様にお喜びいただくことが大前提としてあります。それをいかにして実現していくかという課題に向かって精進してまいります。
 
本年も何卒応援よろしくお願い申し上げますm(_ _)m
 
(令和2年1月2日 畑から有明海を望むも霞んでて残念)
  • 2019.12.04
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みかん農家の師走

もう師走です。早いもので、令和元年も終わりが近づいてきました。世の中では忘年会や大掃除などで忙しくなる時期ですね。
 
みかん農家にとってこの時期は、怒濤の収穫&出荷ラッシュの日々で、ここを乗り切らないとお正月を無事に迎えることができなくなります( 。゚Д゚。)
 
今収穫してる品種は、早生みかん、尾崎温州、スイートスプリング、ポンカン。そして、もうすぐ収穫するのは、青島みかん、パール柑、ネーブル、紅八朔、はるみ、はるか、肥の豊。こうやって書いてみると色々あります。
 
出荷してる品種は、早生みかん、紅早生みかんです。特に紅早生みかんは、毎年楽しみに待っていただいてるお客様がたくさんいらっしゃるので頑張らねば。
 
既に収穫が遅れてるものもあり焦りつつも、出荷作業も進めていかなければならないという大変な時期。毎年いっぱいいっぱいで睡眠不足の日々です(-_-)zzz
 
 
  • 2019.11.24
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【品種紹介】木村みかん

このブログで、うちで作ってるみかん(柑橘)の紹介をしていきたいと思います。

今回は、「木村みかん(木村早生)」というみかんを紹介します。

早生みかんの一つで、なんと、みかん王国のある天水町!の木村さんちで宮川早生の枝変わり(突然変異)として発見されたみかんなのです。まさに天水生まれの天水育ち。しかも、生産者が少なくとても希少なみかんなのです。

で、どんなみかんなのか。

まず、見た目がぶっさいく(;´д`)
ゴツゴツというかボコボコしてるというか。

ところが。その見た目に反して内皮(じょうのう膜)はとても薄く、みかんを手で割った時に、ベリッと内皮が剥がれてしまうくらいです。

みかんを食べるときに内皮は食べない方もいらっしゃると思いますが、このみかんは内皮を出す必要がないというか薄すぎて出せないってくらいで、そのまま美味しく食べられます。

そして、プリプリした感じで食べ応え(歯応え?)のある食感も独特。

もちろん味も最高。甘みが強く、食感と相まって濃厚な味わいです。

もう一つ。大玉のみかんは大味で内皮も厚いイメージがあるかもしれませんが、この木村みかんは大玉でも内皮が薄く、小玉同様の食味を楽しめます。

例年、みかん王国では、収穫は11月中旬ごろで、出荷は収穫直後〜12月中旬くらいまでです。

※今年は既に収穫済みですので、ご入用の方はお問い合わせフォームからお知らせください。

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